デモ演奏集
RX62N 版以外で、特に記述がない場合、オーディオ・ファイルは、
- 演奏をモノラル、 16 bit、 48 kHz サンプリングで録音し、wav ファイル化。
- ディジタル・フィルタリングで 8 kHz 以上の成分を除去。
- 波形編集ソフトでサンプリング周波数を 32 kHz に変換。
- Windows Media Encoder 9 でビットレート 32 kbps の wma (Window Media Audio)に変換。
配布パッケージには wma ファイル自体は含まれておらず、 web サイト上のファイルへの リンクとして記述されていますから、 この html ファイル自体がローカルディスク上にあっても、web サイトへのアクセスが 生じますから注意してください。
なお、蛇足ですが、Windows Media Player で、 「視覚エフェクト」を「バーとウェーブ:スコープ」に設定すると、 同期の取れていないオシロスコープ状態で波形が見られます。
この演奏は、音色データを MA-2 の標準プリセット音色に差し替えた状態のものです。 配布パッケージ内の音色データは、ALSA プロジェクトの「sbiload」プログラムに 付属する OPL3 用のフリーな音色データを変換したものです。 (OPL3 用の音色データ「std.sb」自体は含まれていません)
したがって、この手順 にしたがって音色データの 差し替えを行わないと、ここの演奏サンプルと同じ音にはなりません。
特に記述がない限り、演奏データは 2007/06/26 版 (V1.01) に含まれるものを使用しています。
● RX62N 版
CQ-FRK-RX62N 基板に 16 ビット・ディジタル・オーディオ DAC の BU9480F (ROHM) を接続し、サンプリング周波数 40 kHz、 同時発音数 15 の状態での内蔵デモ曲の演奏です。
22.05 kHz、モノラルで録音し、ビットレート 56 kbps の mp3 に変換してあります。 内蔵簡易ディジタル・リバーブが掛かっています。
- C.A.Debussy: アラベスク第1番 (arabe_sp.mp3, 1.7 MByte)
下のリンクをクリックすると、現在このブラウザが起動されているホストの環境での MIDI の 演奏になります。
- C.A.Debussy: アラベスク第1番 (arabe_f1.mid)
PC = 46 (Orchestral Harp) - C.A.Debussy: アラベスク第1番 (arabe_sp.mid)
PC = 46 (Orchestral Harp)
現状のFM音源プログラムでは、「ポイス・アサイナ」を搭載しておらず、各 MIDI チャンネルは「モノフォニック」、 つまり、ひとつのチャンネルで 2 音以上の発音はできません。
この状態でポリフォニックの演奏をするためには、同時に発音すべき音を別々の MIDI チャンネルに割り振らなければ なりません。
「arabe_sp.mid」の方は、「ボイス・アサイナ」に相当するプログラムで、MIDI チャンネル 10 を除く 15 チャンネル それぞれに「音符」を割り振った結果のファイル (SMF フォーマット 0) です。
当然、「普通」のポリフォニック音源で「arabe_sp.mid」を再生しても「arabe_f1.mid」と同じように再生されます。
● ADuC7026 版
ADuC7026 チップ内蔵の 12 ビット DAC を使い、サンプリング周波数約 17kHz、 同時発音数4の状態での内蔵デモ曲の演奏です。 演奏データ自体は同時発音数3で制作してあります。 内蔵簡易ディジタル・リバーブが掛かっています。
- F.F.Chopin: 幻想即興曲 Op.66 (最初の部分)
- C.A.Debussy: アラベスク第1番 (最初の部分)
- J.S.Bach: インベンション 13 番
● ATmega 版
ATmega168 チップ内蔵の 9 ビット PWM を使い、サンプリング周波数約 16 kHz、 同時発音数 2 の状態で、MIDI 演奏させたものです。 カットオフ周波数 8 kHz の3次バタワース LPF (3 次 Sallen-Key アクティブフィルタ) を使用しています。 リバーブは掛かっていません。 その機能自体がありません。
外付けのディジタルオーディオ用 16 ビット DAC (ROHM BU9480F) 出力での録音です。 音源プログラムでは 9 ビット DAC 出力に見合うような精度のサイン波 ROM を使用しているので、 出力だけ 16 ビットにしても音質が向上するわけではありません。
● V850 版
V850ES/JG2 チップ内蔵の 8 ビット DAC を使い、サンプリング周波数約 16 kHz、 同時発音数 6 の状態での内蔵デモ曲の演奏です。 演奏データ自体は同時発音数 3 で制作してあります。 内蔵簡易ディジタル・リバーブが掛かっています。 ノイズっぽい感じがするのは、8 ビット DAC による(再)量子化ノイズのためで、 エンコーディングのせいではありません。
- F.F.Chopin: 幻想即興曲 Op.66 (最初の部分)
- C.A.Debussy: アラベスク第1番 (最初の部分)
- J.S.Bach: インベンション 13 番
- F.F.Chopin: 幻想即興曲 Op.66 (最初の部分)
- C.A.Debussy: アラベスク第1番 (最初の部分)
- J.S.Bach: インベンション 13 番
● 音色ファイル差し替え前の演奏
「音色データを差し替えないと、ここの演奏とは同じになりません」と言ってばかりでは、 何なので、音色データ差し替え前の演奏も載せておきます。 TG7026 による演奏です。
HEX ファイルをそのまま書き込んで演奏させて同じ音になれば、 書き込みが正常であることの確認になります。
● 元の SMF ファイル
このデモ演奏の元になっている SMF (Standard MIDI File) です。 SMAF ファイルへの変換を目的として作成されていて、ホスト上での演奏を目的とはしていません。 SMAF ファイルへの変換と、デモ曲の差し替えについては、 こちらと、MA-2 オーサリング・ツールの 付属文書を参照してください。
下のリンクをクリックすると、現在このブラウザが起動されているホストの環境での MIDI の 演奏になります。
- F.F.Chopin: 幻想即興曲 Op.66 (Chopin66.mid)
PC = 2 (Electric Grand Piano) - C.A.Debussy: アラベスク第1番 (arabesq1.mid)
PC = 46 (Orchestral Harp) - J.S.Bach: インベンション 13 番 (invent13.mid)
PC = 4 (Electric Piano 1)
SMAF ファイルへの変換に使う MA-2 オーサリングツールのコンテンツ制作ガイドラインに沿って、 Bank MSB = 122、Bank LSB = 0 を指定しているので、 演奏させる音源により、 ふるまいが異なります。
Windows 標準の「Microsoft GS Wavetable SW Synth」および一般の GM 音源では、プログラム・チェンジで指定した音色そのもので鳴ります。
GS 音源では、Bank MSB はバリエーション番号の指定ですが、 「122」は存在しないバリエーションなので、 音色がデフォルトのピアノから切り替わらずに演奏されます。
XG 音源では、Bank MSB = 122 によって無音のバンクが選択されて音が出ません。