コンパイル方法

使用している C コンパイラは Raisonance 社製のもので、ST Toolset の ST Visual Develop (STVD) 環境からの実行を想定しています。 Ride7 環境や、Cosmic 社製のコンパイラには対応していません。

ZIP フォーマットで圧縮してあるアーカイブファイルを解凍すると、「stm8sdp」フォルダが作られます。

 \stm8sdp
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   +-- readme.txt
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   +-- index.htm
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   +-- \src        : ソースファイルフォルダ
   |     |
   |     +-- *.asm : アセンブラ・ソースファイル
   |     |
   |     +-- *.c   : C ソースファイル
   |     |
   |     +-- *.h   : C ヘッダファイル
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   |     +-- \pff               : 「ぷち FatFS」由来のソースファイル・フォルダ
   |           |
   |           +-- 00readme.txt : 「ぷち FatFS」の readme ファイル
   |           |
   |           +-- *.c          : C ソースファイル
   |           |
   |           +-- *.h          : C ヘッダファイル
   |
   +-- \prj                     : プロジェクトファイルフォルダ
   |     |
   |     +-- \Cosmic            : Cosmic コンパイラ用 (空)
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   |     +-- \Raisonance        : Raisonance コンパイラ用
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   |           +-- stm8sdp.stw : ワークスペースファイル
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   |           +-- stm8sdp.stp : プロジェクトファイル
   |           |
   |           +-- stm8sdp.*   : その他のファイル
   |           |
   |           +-- \Debug            : オブジェクトフォルダ (Debug config 用)
   |                 |
   |                 +-- *.o         : オブジェクトファイル
   |                 |
   |                 +-- stm8sdp.elf : elf オブジェクトファイル
   |                 |
   |                 +-- STM8SDP.HEX : HEX ファイル
   |                 |
   |                 +-- STM8SDP.*   : その他のファイル
   |
   +-- \html       : html ドキュメントフォルダ
   |     |
   |     +-- *.htm : html ファイル
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   +-- \img        : 画像ファイルフォルダ
   |     |
   |     +-- *.jpg : JPEG ファイル
   |     |
   |     +-- *.pdf : PDF ファイル
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   +-- \css        : スタイルシートファイルフォルダ
         |
         +-- *.css : CSS ファイル

SD/MMC カードのアクセスに ChaN さんの「ぷち FatFS」および AVR 用のサンプル・プロジェクト「pfsample」を利用しており、 改変したソースファイルを src フォルダの下の pff フォルダに入れてあります。

ライセンス条件などが記載されたオリジナルの「00readme.txt」ファイルも同じフォルダに入れてあります。

コンパイルは、まず、STVD を立ち上げ、

メニューバー / File / Open Workspace...

を実行して現れるダイアログで、

<解凍したフォルダ>\stm8sdp\prj\Raisonance\stm8sdp.stw

を選択します。

あるいは、「stm8sdp.stw」を「STVD」に「ドラッグ・アンド・ドロップ」しても OK です。

ワークスペースおよびプロジェクトが読み込まれれば、

メニューバー / Build / Rebuild All

を実行すればコンパイルできます。

コンパイルがエラーになる場合は、ツールチェインのパスの設定が正しいかどうか確認してみて下さい。 具体的には、

メニューバー / Project / Settings...

で開くダイアログの「General」のタブで、Toolset Info / Root Path の項目をコンパイラをインストールしたパス、「・・・\Ride」に修正すれば OK です。

また、STmicro のファームウェア・ライブラリのインクルード・ファイルだけを利用しているので、インクルード・パスの設定を確かめ、必要なら追加してください。

ファームウェア・ライブラリは「UM0834.zip」を STmicro の Web サイトからダウンロードし、解凍すれば、中に含まれています。

あるいは、Raisonance のコンパイラ・パッケージの中にも、少し古いバージョンのファイルが含まれています。

デフォルトでは、


C:\Program Files\Raisonance\Ride\Examples\STM8\STM8SFWLib\library\inc

です。

Raisonance の無償版コンパイラは、インストール直後の状態では、

という制限がかかっています。

ライセンス認証を行うと、コードサイズ制限が 16 KB まで緩和されますが、 「stm8sdp」は「素」の 1 KB / 4 KB 制限のある状態でもコンパイルできます。

コードサイズは制限ぎりぎりで、何か機能を追加しようとすると 4 KB 制限に引っかかります。